タグ別アーカイブ: 仙台市青年文化センター

ポツネン氏の奇妙で平凡な日々

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仙台にポツネン氏がやってきた。平日夜の公演なのでいつもなら「まぁまた今度でいいかな」と積極的にチケット確保などしようとしないところを、妻が是非観に行きたい!とチケットを予約してくれ、見事行くことが出来ました。

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雲という名のふらいぱん

仙台市青年文化センター・コンサートホールへ、オーケストラ ヴォルケの演奏会を聴きに行ってきました。

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「雲(wolke)という名のオーケストラ」というコンセプト。次回の演奏会予定はなく、一度限りとのことです。

プログラム
ディーリアス/「夏の夜の川辺」
ドボルザーク/チェロ協奏曲
チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」

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開場前の行列

オーケストラ音楽素人の僕が初めて触れたオーケストラがInvenzione Armonicaだったこともあって、指揮者がいない、少人数、古楽というのが僕にとってのスタートに。なので、指揮者のいる演奏会も単純にかっこいいなーと見とれてしまいます。素人にとって、クラシック音楽を耳で聴くだけだとよく分からないという面もあると思います。その点、演奏会を聴きに行くと、視覚的にも演奏会を楽しめる。どの楽器がどの音を出しているか、タイミングを見計らっているか、体を大きく使いながら演奏する身体性も、目で、耳で楽しめる。

会場で配布されるプログラムの曲目解説でも、へぇーと思うんですが、Invenzione Armonicaの演奏会ではメンバーによる曲目解説のMCがあるので、そこが初心者には優しいんですよね。この曲、じつはこういう背景で作ったみたいとか、作曲家はその時、こんな状況におかれていたからこんな曲が出来上がったとか、そういう入り口を作ってくれると分かりやすい。

それは深く理解するための手助けのようなもので、そんなもの無くたって見たまま聴いたままを楽しめるならそれでいいと思うんですが。とにかくこの演奏会、入場無料で大迫力。聴きに行って良かったです。

106_02 演奏会の前の腹ごしらえに行った旭ヶ丘の「ふらいぱん」。ごはんと味噌汁のセットで出てくる、いい感じの洋食屋さん。ハンバーグとエビフライ、久しぶりに食べるから美味しくて欲張っちゃいます。早朝自転車に乗って消費したカロリー以上の栄養は蓄えたかな。運動して、芸術に触れて、美味しいご飯を食べて、自分の体にたくさんのエネルギーを詰め込んだ休日でした。

スピリチュアルな一日

〈今回は写真ありません〉

日時が前後してますが、7/7(土)仙台で行われた舞台「スピリチュアルな一日」を観に行った話し。

失礼ながら、この舞台をもともと知っていて目掛けて観に行ったわけではなく、ご縁があって招待券を頂いたので観に行ったのでした。調べてみるとキャストも魅力的だし(目当てはギリジン)、内容も気軽に観られそうなものだし、休日にふらっと映画を観に行くような感覚で、地下鉄に乗って旭ヶ丘の青年文化センターへ。

全体的には、コメディ的な要素が随所に散りばめられて笑いの絶えない舞台でした。それでも、涙する場面やしんみりする場面も当然あるので、それらがひとつのセットの中で急激に転換するのが面白い!舞台や演劇を観た経験の少ない僕のド・素人感想ではありますが、現実と回想シーンが流れるように展開していくのも面白いし、ましてこの演劇は死んだ霊の世界と現実の世界との関わり合いもポイントなので、そのレイヤーの入り組み方が一層奥行きを与えているように感じました。

本当に笑ってばっかりで楽しませてもらったのが観終わってすぐの感想でしたが、改めて考えてみて思うことは、この演劇に登場するさまざまな仕掛けは、本来交わることのない対立するもの同士を、柔らかく繋ぎあわせてくれるものの大切さを気づかせてくれるものだったのかなと。

生と死は決して交わることはないし、時間も巻き戻してやり直すことは絶対に出来ません。それでも、それらを媒介するものはきっと身の回りにあるのではないかと思います。随所にあった笑いの要素もそのひとつ。笑いは嫌な事を忘れさせてくれる一時的な意味だけでなく、辛さや悲しさすらもユーモアにして強く乗り切っていこうとする人間の智恵のひとつなのではないかと思います。

だからこそ仙台を千秋楽の場所として開催したことに僕はメッセージを感じました。主催者や役者たちの意図はそれぞれにあるとして、僕の受け取ったものが彼らの思いのどこか一部でも共有できていれば嬉しいです。