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名刺入れを新調

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24日は松島へ。目当ては以前見かけた時に気になっていた白石和紙の名刺入れを買うためでした。去年の9月に初めて訪れて以来頻繁に遊びに行くようになった松島独まんで購入。

松島まで行かなくとも仙台市内でも買えないだろうかと思い、教えてもらった通り仙台駅のお土産物屋に行ってみたところ、あったはあったのですが模様がイマイチ。独まんで売っていたのはもっといい感じだった気がしたんだけどなぁと思い、松島で買うまで我慢していました。

で、独まんに行ってみるとそこに売っていた名刺入れは独まんの特注品だということが分かりました。この同じ模様で全3色のバリエーション。他に赤と青があります。

名刺入れは耐久性が求められるので紙製というのは抵抗がありましたが、名刺入れを買い換えたいなと思っていたタイミングが重なったのと、宮城のオリジナルのプロダクトに惹かれた点とが相まって、買うのを決めるのに時間はかかりませんでした。これからどのように馴染んでいくのか楽しみです。

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ちなみに名刺入れはこんな箱に入っています。

ところでもう少し前に行ったときにはこの白石和紙のiPadケースも売っていたんですが、それはもう置いていませんでした。確かなかなかいい値段がした覚えがあるのですが、あのiPadケースも和紙の風合いが印象に残っています。

TSUNAMI CRAFT

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タイのお土産に、カラフルな織物のポーチを頂きました。日本のアイデアイーストという企業がスマトラ島沖地震による津波被害の復興支援プロジェクトとして始めた活動の一環だそう。

東日本大震災を仙台にいながら体験した身としては、大きな被害がなかったのは幸いでした。一方で、次第に元通りに戻っていく都市生活の中で、時が経つにつれ当時の記憶や、直後に抱いた意識を忘れてしまいそうになります。

遠いタイの地で作られたこの織物が、自分の記憶をつなぎとめる品になるのかなと思いました。常に意識する必要はないと思いますが、”忘れないように”そっと傍らに携えて生きていくための装置は、皆がそれぞれの形で持つ必要があるのかも知れません。

えんぎもの

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僕の住む青葉神社通りには、参道沿いに昔ながらの町家の形式を残した建物が今も(かなり少なくなりましたが)残っていて、在りし日の参道の賑わいを想像するものです。中でも仙台の地にスペシフィックな場所があって、それが「本郷だるま屋」さんです。

本郷だるま屋さんでは、仙台に天保年間から伝わる伝統工芸品の「松川だるま」を作っています。名前の松川だるまとは創始者の松川豊之進にちなんだもの。今は本郷家が代々、伝統を継承しています。

先日、本郷だるま屋さんの当代とお会いする機会が得られて、さまざまなだるまにまつわるエピソードを聞かせて頂いたのですが、すっかりその魅力に引き込まれ僕も松川だるまを買わせていただきました。

もともとはBRUTUSの「みやげもん」コーナーで仙台張子が紹介されているところから知った松川だるまでした。調べてみるとやはりこの独特の青いだるまの造形、また手作りの愛らしさが受けてあちこちで取り上げられていました。

鮮やかな群青色は空や海を表し、また仙台藩の武士の好む色だったとか。お腹のあたりには福の神も描かれ、とにかく全体的にとても派手で豪華で、えんぎものとして不可分ないだるまです。

サイズはさまざまあり、大きい物になると眉毛がちゃんと毛の植え込みになるところもまた特徴なのですが、眉毛が植えられたやつは少しワイルド過ぎるので…僕が買ったのは3号のサイズ。このプロポーションが子どものような可愛らしさのあるサイズ感で、とても愛くるしい。目の位置なんかもひとつひとつ手作りの個性があるので、自分の気に入ったものを買って帰るとなんとなく自分に似ているような気がしてくる不思議。

地域の民芸品を古くさいものと見るも、可愛らしいと感じるも、見方しだい。何より、そのモノに付与された作り手の感情や、思いの実直さにじかに触れることが出来たのが、一番、このだるまを愛せる理由かなと思います。