連日の猛暑に負けず、真夏の笹谷峠へ。
■8/1(土)仙台〜笹谷峠往還 3:37出発
距離:106.8 km
移動時間:4h 41m 03s
経過時間:5h 35m 33s
獲得標高:2,158 m
平均速度:22.8 km/h
カロリー:3,245 kcal
https://www.strava.com/activities/358332084
今回の目的は唯一つ「笹谷峠を上ってみたい」。昨年の11月、無計画に笹谷峠へと向かい(その時のブログ)、冬期通行止めとなっているのを知らずに封鎖ゲートまで辿り着き、結局笹谷峠クライムは未遂に終わって帰宅していました。
それ以来のリベンジです。11月のその日は晩秋の天候で路面も雨で濡れているくらい。どんよりと薄暗く、初めてチャレンジした笹谷ICまでの道のりは、それはなかなか心を折らせるには十分なものでした。途中眺めた渓流を見ては、夏の緑の生い茂った季節には気持ちが良いだろうなと思ったもの(その当時はただただ寒い景色)。それがとうとう真夏の8/1に叶ったわけです。
いくら夏の気持ちの良い季節とは言え、連日30度を越える晴れが続く今年の猛暑の中とあって、日中のライドとなるのは避けたいところ。朝7〜8時にはもうすっかり暑くなるのは分かっているけどまぁ、真っ昼間よりはマシだろうということで日の出前に出発しました。

ひと月に二度の満月が現れるという「ブルームーン」。7月に二度目の満月ということなので7/31の夜から8/1の明け方までに見られたこの月はブルームーンということか。でも日付は跨いだので厳密には…。
日の出前に出発したので最初30分ほどは完全にナイトライド。満月が輝く西の方角へと進みながら、次第に明るんでくる夜空。やがて月は山の奥へと姿を消し、背後には燦々と輝く太陽が。早朝に出発したお陰で月と太陽を眺めるライドとなり、なかなかグッと来るものがありました。

釜房ダムを経て、川崎の路上で迎えた朝日。
秋保から釜房ダムに抜ける小さな峠では霧がかかって少し心細い気持ちになりましたが、やがて現れた力強い太陽に励まされたのは言うまでもありません。
川崎に来ていつものファミマで最初の休憩。ここまで30km。家でパンをかじってきたもののあまり量を食べてこなかったのでバゲットサンドとコーヒーでカロリー+カフェイン補給。バックポケットには凍ったドリンクを突っ込んで涼を得つつ、ボトルのドリンクが空いた時の補充用に。
国道286号線を西進して山形自動車道・笹谷ICに到着。ここまで45km。ここに冬期通行止めとなる際の封鎖ゲートがあります。途中、山形側から下ってくるサイクリスト一人とすれ違いました。笹谷峠越えてきたんだろうなー。

さすがの峠道。大型車はもちろん通れないので笹谷ICから高速道路を乗ることになる。
よしよし、ここからヒルクライムだからちょっと休憩していくかーと思って自転車を降りた途端、耳元にブーン!という不穏な羽音。視界にちらちら見える蜂!明らかに付きまとわれてる。刺激を与えないように自転車を押したままその場を離れると蜂の気配はなくなりました。おぉ、、怖かった。
蜂がいるからと言って笹谷峠は諦められないのでさっき蜂に付きまとわれた場所を遠巻きに通過しながらいよいよ笹谷峠クライム開始!

ただでさえの酷道に早朝の時間帯とあってクルマの気配を感じない。
間もなく幅員が狭くなり峠道の様相に。ヘアピンカーブも複数箇所あり、上り甲斐のあるルートでした。
さて何台のクルマと遭うかなと思っていたら序盤に後ろから1台現れて拍子抜けした。こんな朝早くにこの道走るクルマもいるんだね。
鉄塔が見えると間もなく峠道のピーク。笹谷峠としては906mの標高がありますが、笹谷ICからカウントすると距離7.5kmに360mほどのクライム。笹谷ICまでの時点でけっこう上ってるので、この峠自体はさほどキツいものではありませんでした。急勾配の箇所もないので割りと淡々と上る印象。初めて走る道だったので途中途中写真を撮りつつ走って上ること約35分。
今年二度目の宮城〜山形県境越え。前回が初めての県境超えでしたがその時は加美町〜尾花沢市の鍋越峠でした(その時のブログ)。
上ってくる途中数台のクルマとすれ違いましたが、彼らは決して山形自動車道の有料区間を回避しているだけではなく、登山目的の人もいるんですね。峠道の駐車場には登山客がけっこう居ました。
彼らにしてみればここまで来るのは過程であってここから登山という楽しみがあるわけですが、僕はここまで上ってきて下って帰るだけ。ここに来ること自体が目的なので彼らには理解できないだろうな。。
山形側を眺める。時間と体力的な余裕があれば山形まで降りて行って、国道48号線から仙台に帰ってみたい。

おにぎり標識
今日は往路をそのままトレースして帰宅するだけ。駐車場でしばし休んでいましたがアブが寄ってきて落ち着けないのでそそくさと帰路につきます。
快走ダウンヒル!でもこんな道で一人怪我しても誰も助けに来てくれないので、スローダウンを何度も自分に言い聞かせながら走る。見通しの悪い道でもあるので対向車にも気をつけつつ。35分ほどかけて上った道も下ってしまえば10分弱。下りはあっけないものです。笹谷ICからさらにダウンヒルが続きガンガン飛ばして釜房ダム。一旦休憩。
こんな顔出しパネルあったかな?ウケ狙い過ぎるパネル。。
釜房ダムから秋保へ抜けて、自販機でドリンク補充。さらに秋保から愛子へ。同じ道を逆に走って帰ると、月を眺めながら走っていたスタート時の頃が同じ日のこととは思えない、不思議な感覚になる。
帰ってみると100km超、獲得標高2,100m!2,000m台に乗ったのはこれが初めてです。さすがに脚にきてたもんな。。

今回のベストショットは笹谷峠でのトンボとの一枚。ホントに偶然撮れた。
ピンバック: 蔵王ヒルクライム2016・初参戦 | sunao