12月14日(日)、菅生で開催された全日本シクロクロス選手権を観戦。この冬一番の寒気が東北に押し寄せる中、日本一を争う戦いが行われました。
何を隠そう初めてのシクロクロス観戦。シクロクロスが初めてというかロードレースも観戦したことがないので自転車レース自体、初めて生で観る機会でした。
詳しいレースレポートと綺麗な写真はメディアにお任せするとして↓↓↓
cyclowired
苦しみを乗り越えた豊岡英子 3年ぶりのタイトル奪還を果たす
http://www.cyclowired.jp/news/node/155039cyclowired
泥を攻略した竹之内悠が4連覇を果たす 門田基志が2位、小坂光が3位
http://www.cyclowired.jp/news/node/155038cyclist
泥のコースを攻略した竹之内悠が4連覇、豊岡英子が女王に返り咲き シクロクロス全日本選手権
http://cyclist.sanspo.com/163749cyclowired フォトギャラリー
シクロクロス全日本選手権2014女子
http://www.cyclowired.jp/image/tid/8805cyclowired フォトギャラリー
シクロクロス全日本選手権2014男子エリート
http://www.cyclowired.jp/image/tid/8804
シクロクロス初観戦の初心者レポートを記したいと思います。
自転車レースはネットでニュースを追う程度。好きなのでいつかは生で見てみたいと思っているもののなかなか近くでレースが無い!と思っていた所に、シクロクロスの全日本選手権が宮城県で開催というまたとない機会。マイナースポーツとは言え、日本一を決める戦いを見られるとあれば出かけずにはいられません。
当日の天気:晴れ時々雪
気温:最高2℃、最低-1℃
当然屋外スポーツなので一日中この気温のなか外にいなければなりません。僕一人ならどうでもいいものを、一緒に誘った妻がこの寒さに耐えられるか非常に心配で、とにかくたくさん着込んで行こう!という、いかにも屋外イベントに慣れていない人(←自分)の指示に従って出発せざるを得ませんでした。野辺山シクロクロスなんかの写真に写っている観客の様子を調べたりして服装は適当に決定。とりあえず長靴は必需品のようだと判断して長靴装備。クルマに乗って8:30仙台発。
当日気温が低かったというのは置いといて、当日晴れとなったのは幸いでした。下手に雨なんかが降ったら観戦も一苦労。とは言えだいぶ麻痺した感覚。普通にこの中観戦するには相応の防寒が必要と痛感しました。
まず会場。まずスポーツランドSUGOのモトクロス場を使用しているのでアップダウンがすごいです。全行程舗装路でもキツいんじゃ…と素人目に思うコース全景。

大会本部から見るコース全景。コース全体をうっすらと雪が覆う。

朝9時〜の男子ジュニアクラスのレース中はまだ観客もまばら。

粘土質の泥に雪化粧。ガトーショコラと言われて差し出されても疑わない(←さすがに無い)
10時からのエリート女子クラスのレースから見られればと思い会場に向かったので、会場では男子ジュニアのレースが行われていました。まずは観戦ポイントを探すためコース周りをあちこち歩いてみる。

いきなりアルペンスキーと見紛うばかりのダウンヒル区間を目の当たりにする。えーと凍ってません?

さすがベースはモトクロス場。ダイナミックなコース。
写真を撮れそうな場所にアタリを付けて、一旦出展ブースを物色しに移動。

メーカー展示ブース。選手がアップするベースとなる他、物販を行っているところも。

かの有名な自転車マンガが主宰するCXチーム。チームウェアもそうだけどカラーリングが会場で映える。

名古屋からKAKO BUCYO COFFEE
朝ごはんは食べて来たものの、さすがの寒さに暖を取りたいというのもあって9時台にしてまずは山形の芋煮を食べる。間髪おかずにブチョウコーヒーの向かいに出ていた牛たんの利久のブースでつくね購入。さらに食後にブチョウコーヒーでコーヒー1杯。ここのコーヒーかなり美味しかったです(豆買えば良かった)。
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体が温まったのでいざエリート女子の応援に向かいます。

Raphaのテープ
女子もエリートクラスとなれば僕も多少選手は知っています。と言っても今回出場している選手で知っていたのは豊岡選手だけ。ロードレースでも活躍目覚ましい与那嶺選手は今回出場しなかったので残念でした。あとは豊岡選手と同じくパナソニックレディースに所属する坂口聖香選手にも注目しているんですが、まだ若くてクラスが違うんでしょうか。いつか応援出来たらいいなーと思いつつ、まずは女王奪還を目指す豊岡選手がどんな走りをするのかに注目して観戦開始!

スタート!

ディフェンディングチャンピオン、Team Chainringの宮内佐季子選手(右)とパナソニックレディースの豊岡英子選手(左)が飛び出す。

八ヶ岳 CYCLOCROSS CLUBの淵上選手(黒いジャージ)。Raphaのジャージカッコいい。
スタートを見届けたのち、コースの先の方へ移動。豊岡選手が先行して宮内選手が追随するペースでレースは進行します。

ウォッシュボードをこなす豊岡選手

おそらく最高地点のけやきコーナーから見たコース全景。左手のオレンジの柵が見えるあたりがスタート地点。
エリート女子の出走者は10人。50人近くが出場する男子とは違って少ないのでコース内の選手はまばら。トップ選手がどこにいるかなーと最高地点の見晴らしから眺めつつ、会場内には手慣れた実況が響き渡っているので状況が良く分かります。
それにしても激しいアップダウンのあるコース。平坦な箇所がほとんど無いしほぼ上るか下るか。1周での累積標高も100m近く。40分のレースで結局優勝した豊岡選手は4周回したので、40分のレースで400mほどの標高を上ったことに…。

けやきコーナーにさしかかる宮内選手

同じくけやきコーナーをパスする豊岡選手。バイクはかなり泥まみれ。

レース終了後、囲み取材を受ける豊岡選手。
40分で4周回した豊岡選手が見事優勝。2年間宮内選手に譲り渡していたタイトルを見事奪還した形に。
シクロクロスには80%ルールというものがあって、トップ選手のラップタイム+80%の時間で周回を終えた選手はその時点でレース終了になるそうです。結局トップの豊岡選手と同一周回でフィニッシュ出来た選手は10人中5人という結果に。

チャンピオンジャージを身に纏った豊岡選手、2位宮内選手、3位武田選手。Team CHAINRINGが表彰台に2人。
女子のレースを見終わって、まずは楽しみ方をなんとなーく把握した感じです。レースが動き出すとあちこち歩きまわって写真を撮ったり、頑張れ頑張れー!と声をかけたり。
ヘロヘロになって走っている選手に頑張ってなんて、言われなくても頑張っとるわーみたいな気分に思うかも知れないけど、あれだけタフなコースを一生懸命走っている選手を目の前で見たら声をかけずにはいられないというものです。自分が逆の立場で走っている側だったら声援あったほうが絶対嬉しいものなぁ。
長くなったのでエリート男子のレポートは後篇で。
→シクロクロス初観戦 後篇
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